
ファミコンの純正コントローラーは、初代本体ではIコン・IIコンの2種類が本体にコードで直結されていて、取り外せません。1993年発売のAV仕様ファミコン(通称ニューファミコン、型番HVC-101)からは着脱式の専用コントローラーHVC-102に変わり、IIコンのマイクも無くなりました。ここでは本体直結のIコン・IIコンから、ニンテンドークラシックミニやNintendo Switch Online用コントローラーとの違いまで、型番や端子を順に整理します。
初代ファミコンのコントローラーはIコン・IIコンの2種類、本体から取り外せない
初代のファミリーコンピュータ(型番HVC-001)は1983年7月15日に発売されました。十字ボタンとA・Bボタンに加えて、Iコン(コントローラーI)にはSTARTボタンとSELECTボタンがあり、IIコン(コントローラーII)にはマイクが付いています。
| コントローラー | 共通のボタン | 追加のボタン・機能 |
|---|---|---|
| Iコン(コントローラーI) | 十字ボタン・A・Bボタン | STARTボタン・SELECTボタン |
| IIコン(コントローラーII) | 十字ボタン・A・Bボタン | マイク(感度調整ボリューム付き) |
コントローラーは2個とも本体にコードでつながっていて、外から取り外すことはできません。IIコンのマイクの横には、感度を調整するボリュームが付いています。
出典:任天堂「ファミコン年表」/ウィキペディア「ファミリーコンピュータ」
本体前面の拡張コネクタには光線銃やキーボードも挿せる
本体前面には15ピンの拡張コネクタ(任天堂の年表では「エキスパンドコネクタ」)があり、ジョイスティックやキーボード、光線銃シリーズなどの周辺機器をつなげます。1984年2月18日発売の光線銃「ガン」は、このコネクタに挿す銃型のコントローラーで、トリガーを引くと画面内のターゲットが一瞬光り、銃口のセンサーが命中を判定する仕組みでした。
出典:任天堂「ファミコン年表」/ウィキペディア「ファミリーコンピュータ」
AV仕様ファミコン(通称ニューファミコン、HVC-101)から着脱式のHVC-102に、マイクは廃止
1993年12月1日発売のAV仕様ファミリーコンピュータ(型番HVC-101、通称ニューファミコン・NEWファミコン)では、コントローラーが着脱式に変わりました。専用コントローラーの型番はHVC-102で、本体に2個同梱されますが、初代ファミリーコンピュータには使用できません。
HVC-102は丸みを帯びた形になり、A・Bボタンの配置が斜めになりました。I・IIコントローラーの区別が無くなり、IIコンにあったマイクも無くなっています。
本体はコンポジットビデオ出力に対応していて、テレビにはスーパーファミコン用のAVケーブルでつなぎます。
出典:任天堂「ファミコン年表」/ウィキペディア「ファミリーコンピュータ」
今遊ぶなら1:ニンテンドークラシックミニはコントローラーが本体につながった形、IIコンにマイク入力は無い
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータは2016年11月10日発売、メーカー希望小売価格5,980円(税別)でした。当時のファミコンと同じく、2本のコントローラーが本体につながった形です。
2本とも十字ボタンとA・Bボタンがあり、IコンにはSTART・SELECTボタンが付いています。IIコンにマイクの入力はありません。セット内容は本体1台・ハイスピードHDMIケーブル1本・USBケーブル(電源供給用)1本・取扱説明書1枚です。
出典:任天堂 2016年9月30日ニュースリリース/「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」主な仕様ページ
今遊ぶなら2:Nintendo Switch Online用「ファミリーコンピュータ コントローラー」はワイヤレスで、IIコンのマイクが使える
Nintendo Switch Online用「ファミリーコンピュータ コントローラー」は、『ファミリーコンピュータ Nintendo Classics』や『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』を遊べる別売のコントローラーです。2018年の発売時は、Nintendo Switch Onlineの加入者だけがマイニンテンドーストアで買える品でしたが、2024年7月18日からはAmazonなどでも一般販売が始まりました。
Nintendo Switch本体では、Ⅰコンを本体の左側、Ⅱコンを本体の右側のレールに取り付けると登録され、本体とコントローラーの状況に応じて充電が始まります。Nintendo Switch Liteでは、本体の「コントローラー」→「持ちかた/順番を変える」の画面で、コントローラーのシンクロボタンを長押しして登録します。Switch Lite本体では充電できないので、別売のJoy-Con充電スタンド(2way)を使います。フル充電は約3時間30分です。『ファミリーコンピュータ Nintendo Classics』では、IIコントローラーだけをつないで使うことはできません。また、このコントローラーは「ボタンの割り当てを変える」に対応していません。
型番はⅠコンがHAC-035、ⅡコンがHAC-036です。Ⅱコンのマイクは飾りではなく、実際に使えます。たとえば『熱血高校ドッジボール部』では、モードセレクトの画面で、くにお君が画面の真ん中で息切れしているときにIIコンのマイクで呼びかけると、こちらを振り向きます。
出典:任天堂サポート「ファミリーコンピュータ コントローラーの使いかた」/GAME Watch「『ファミリーコンピュータ コントローラー』本日7月18日よりAmazonなどで一般販売開始!」/AUTOMATON「専用のファミコンコントローラーも発売決定」/ファミ通.com「2コンのマイクが使える!? 実機レビュー」
型番と接続方法のまとめ
ここまでの型番と接続方法を一覧にしました。
| 機種 | コントローラーの型番 | 本体との接続 |
|---|---|---|
| ファミリーコンピュータ(HVC-001・1983年) | (確かめられず) | 本体にコードで直結、取り外せない |
| AV仕様ファミリーコンピュータ(HVC-101・1993年、通称ニューファミコン) | HVC-102 | 本体前面の専用端子に着脱式。初代には使用不可 |
| ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(2016年) | (確かめられず) | 本体にコードでつながった形 |
| Nintendo Switch Online用「ファミリーコンピュータ コントローラー」 | Ⅰ:HAC-035/Ⅱ:HAC-036 | Nintendo Switch・Switch Liteにワイヤレスで登録 |
反応しないコントローラーの直し方はこちらの記事、初代ファミコンとニューファミコンの違いはこちらの記事、本体やソフトの当時の値段はこちらの記事、ファミコン全体のまとめはこちらの記事にまとめています。
運営担当者の思い出
私は小学校に入る前からファミコンで遊んでいて、自宅や友達の家で遊んでいました。遊んだソフトは「くにおくんの時代劇」です。ファミコンの好きなところは裏技があったことで、ちょっとバグっぽいものもありました。本体もソフトも親に買ってもらった記憶がありますが、今は手元に残っていません。
確かめられなかったこと
- 初代ファミリーコンピュータのIコン・IIコンそれぞれの型番。
- AV仕様ファミリーコンピュータのコントローラーの型番HVC-102を載せた任天堂の公式の資料(型番はウィキペディアの記載)。
- Nintendo Switch Online用コントローラーの今の値段と、Nintendo Switch 2での登録のしかた。
まとめ
- 初代ファミリーコンピュータ(HVC-001)のコントローラーはIコン・IIコンの2種類で、本体にコードで直結されていて取り外せません。IコンにはSTART・SELECTボタン、IIコンにはマイクが付いています。
- 本体前面の15ピン拡張コネクタには、光線銃シリーズやキーボードなどの周辺機器を接続できました。
- 1993年発売のAV仕様ファミリーコンピュータ(HVC-101、通称ニューファミコン)からは、着脱式の専用コントローラーHVC-102になり、I・IIの区別とマイクが無くなりました。
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(2016年)は、2本のコントローラーが本体にコードでつながった形で、IIコンにマイク入力はありません。
- Nintendo Switch Online用「ファミリーコンピュータ コントローラー」(型番HAC-035・HAC-036)はワイヤレスで、IIコンのマイクも実際に使えます。

