
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
ファミコンやスーパーファミコンなどのレトロゲームを自分で直してみたいとき、まず考えるのは「開ける道具」と「掃除する物」の2種類で、機種と症状に合わせて要る物だけ選びます。はんだを使う部品交換の道具は、その後で考える順番にすると迷いにくくなります。この先で、開ける・掃除する・部品を替えるの3段に分けて、必要な道具とメーカーが書いている注意、そろえる前に知っておきたいことを順に見ていきます。
メーカーの案内について
任天堂はファミリーコンピュータ・スーパーファミコン・NINTENDO64・ゲームボーイ(一覧の表記)などの修理の受付を終えています。また、今の任天堂の修理規程では、規程の対象の製品(Nintendo Switchなど)について、任天堂以外による分解・改造・修理の跡がある物は修理や交換を断る場合があるとしています。この記事の道具の使い方はメーカーが案内している方法ではありません。試すときはご自身の判断でお願いします。
開ける道具は、機種に合う特殊ドライバー
本体やカセットを開けるにはネジの頭に合うドライバーが要ります。機種ごとに合う形と大きさはレトロゲームの特殊ドライバーサイズ一覧の表で確かめてから買うと、買い間違いを減らせます。
直したい機種を先に決めておくと、要る道具を絞りやすくなります。
広告(PR)
3.8mm・4.5mm・Y字のビットがそろった修理工具セットの例です。買う前に、自分の機種のネジに合うビットが入っているかを商品ページで確かめてください。
掃除用品を選ぶ前に、接点復活剤・無水エタノールのメーカーの注意を読む
端子や基板の汚れを落とす物はメーカーの説明と注意が商品ごとに違います。ゲーム機に使ってよいとメーカーが書いた物は、ここで見た中にはありません。表はメーカーの説明と注意から主な所を抜き出したものなので、使う所の材質と商品の表示を見て、製品の表示と公式ページの注意を全部読んでから使ってください。
| 物 | メーカーの説明 | メーカーの注意 |
|---|---|---|
| KURE 接点復活スプレー(1424) | 用途は接点復活・防錆。メーカーはゴム・プラスチックにかかっても安心と説明 | フレキシブルケーブル(フィルムケーブル)と導電性ゴムには使わない |
| サンハヤト 接点ブライト | 公式ショップの英語の説明では研磨剤は使っていない | 塗って約1〜2分おき、水でよくふき取ってから、しっかり乾かす(水を使う手順なので、メーカーの手順どおり乾かしきる) |
| 健栄製薬 無水エタノール | 掃除・洗浄などに使える | 電化製品(樹脂も含む)に使うときは、その製品の説明書きを読む。一度に大量に使わない。みだりに加熱、加減圧、噴霧または蒸発させない。目や粘膜に触れないようにする。ニス・ラッカー塗装の物には使わない。火気の近くで使わない。換気する |
▶ KURE 接点復活スプレー(1424):Amazonで探す/楽天市場で探す(販売ページへの広告リンクです)
▶ サンハヤト 接点ブライト(ECB-L50):Amazonで探す/楽天市場で探す(販売ページへの広告リンクです)
▶ 健栄製薬 無水エタノール:Amazonで探す/楽天市場で探す(販売ページへの広告リンクです)
接点復活剤は種類ごとの違いと使い方を接点復活剤の種類と注意点をまとめた記事にまとめています。この表の2つは使う前に商品の注意書きも読んでください。
無水エタノールは無水エタノールでレトロゲームを掃除する手順で使い方を見られます。本体の外側がニスやラッカーで塗られているとは限らないので、使う場所の塗装や材質を先に見て、機器の説明書に掃除のしかたが書いてあればそれに従ってください。
端子を拭くときは先の細い綿棒が使いやすい道具です。拭き方の手順はファミコン端子掃除のやり方で確かめられます。
出典:呉工業「接点復活スプレー」/サンハヤト公式オンラインショップ「Contact Bright (50g)」(英語ページを訳しています)/健栄製薬「無水エタノール」
はんだを使う部品交換は、そろえるのが後でよい
コンデンサなどの部品を替える修理でははんだごてを使います。掃除だけで直るとは限らないので、症状に合わせて機種別の記事で手順を確かめてからそろえてください。
電解コンデンサには極性のある物と、両極性の物があります。極性のある物は、取り付ける向きを守る必要があります。コンデンサのメーカーのニチコンは、取り付ける前に極性と、定格(静電容量と電圧)を確かめるよう資料に書いています。向きを間違えないよう、外す前に印の位置を写真に撮っておくと安心です。写真だけで決めず、基板の表示と新しい部品の極性の表示も見てください。
同じ資料には、コンデンサの端子に直接触れると感電するおそれがあること、一度放電しても端子の間に電圧が出ることがあることも書かれています。作業の前に電源を外し、それだけで安全になったと考えず、端子には直接触れないでください。
はんだを吸い取る吸取線も、部品交換の道具です。白光のはんだ吸取線のうちFR-551シリーズはハロゲンを含まないフラックスを使っていて、メーカーはそのぶん環境への負荷が少ないと説明しています。はんだ付けをするときは、使うはんだ・フラックス・はんだごての説明書や安全の表示に従ってください。
▶ 白光 はんだ吸取線 FR-551:Amazonで探す/楽天市場で探す(販売ページへの広告リンクです)
コンデンサ交換の手順は機種ごとに違います。スーファミのコンデンサ交換手順を先に読むと、必要な部品と流れがつかめます。ほかの機種は次の記事に載っています。
出典:ニチコン「アルミニウム電解コンデンサの概要」/白光「はんだ吸取線」
そろえる前に知っておくこと:任天堂はこの4機種の修理の受付を終えている
任天堂の「修理の受付が終了した商品」の一覧にはファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、NINTENDO64、ゲームボーイが載っています。任天堂による修理の受付は、この4機種では終わっています。
今の任天堂の修理規程は、Nintendo Switchなど規程に挙がった製品が対象です。その対象の製品では「当社によらない分解、改造」などの痕跡があると、交換や修理を断る場合があるとしています。対象の製品を修理に出す予定があるなら、分解する前に規程のページで確かめてください。
出典:任天堂「修理の受付が終了した商品」/任天堂「修理規程」
確かめられなかったこと
- ネジの大きさと形の公式の資料は確かめられませんでした。機種ごとの大きさは別記事の表を見てください。
- 接点復活剤をカセットの端子に使ってよいと書いたメーカーの文は確かめられませんでした。表の内容はメーカーが商品に書いている範囲までです。
- ゲーム機のどの部品が導電性ゴムに当たるかは確かめていません。

