
ディスクシステムが読み込まなくなる原因として、ウィキペディア日本語版はドライブ内のゴム製の平ベルトの劣化を挙げています。任天堂のベルト交換修理は2007年10月まででした(ウィキペディア)。今は修理の受付が終了しているため、メーカーには頼めません。
この先で、ディスクシステムの基本、読み込まない時にまず見る場所、ベルトが傷む仕組み、ベルト交換の現状の順に紹介します。
メーカーの案内について
任天堂サポートの「修理の受付が終了した商品」には、「ファミリーコンピュータディスクシステム」が載っています。一覧にない商品でも受付が終了している場合があるため、任天堂は修理に出す前の確認を案内しています。ディスクカードの書き換えサービスも、任天堂の公式ページで2003年9月30日に終了したと案内されています。この記事で紹介する方法は、メーカーが案内している方法ではありません。試す場合はご自身の判断と責任でお願いします。
出典:任天堂サポート「修理の受付が終了した商品」/任天堂「ファミリーコンピュータ ディスクシステムとは?」
ディスクシステムが読み込まない原因の1つは、ドライブ内のゴムベルトの劣化
ウィキペディア日本語版は、読み込み不良の原因の1つとして、ドライブ内の平ベルトの経年劣化を挙げています。このベルトはポリウレタンゴム製です。劣化して溶けたり硬くなったりし、千切れたり伸びたりします。
ベルトの不調は、読み込まない原因の1つとして書かれているものです。差し込み方や接続の不具合でも読み込まないことがあるため、次の節で先に見る場所を整理します。
出典:ウィキペディア日本語版「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」(二次資料)
ディスクシステムは1986年2月21日発売で、本体の型番はHVC-022
ディスクシステムは、ファミコン本体にRAMアダプタとケーブルでディスクドライブをつなぐ周辺機器です。ゲームはカートリッジではなく、磁気ディスクの「ディスクカード」に入っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 1986年2月21日 |
| ディスクドライブ本体の型番 | HVC-022 |
| RAMアダプタの型番 | HVC-023 |
| ディスクカードの容量 | 両面で896キロビット(112キロバイト) |
| 電源 | 単2形乾電池6個(別売)、または専用ACアダプタ(別売) |
価格の整理はファミコンの当時の値段・定価の記事にまとめています。
出典:任天堂「ファミリーコンピュータ ディスクシステムとは?」(型番・電源。当時の説明書をもとにした文章)/ウィキペディア日本語版(発売日・容量)
読み込まない時は、まず説明書にある準備と差し込み方を見る
任天堂の公式ページには、当時の説明書をもとにした使い方の文章があります。読み込まない時は、そこに書かれた準備ができているかを先に見るのが近道です。
- RAMアダプタは、ファミコン本体のカセットコネクタにセットする
- RAMアダプタのケーブルを、ディスクドライブ後部の端子に接続する
- 電源は単2形乾電池6本、または専用ACアダプタ(HVC-025)を使う
- ディスクカードは「NINTENDO」の文字を手前に、A面を上にして、奥までゆっくり差し込む
- 奥まで入ると作動中のランプが点き、読み込みが終わると消える
両面のソフトはA面から読み込ませる必要があり、B面から読ませようとするとエラーが発生します(ウィキペディア)。
それでも読み込まない場合に、次の節のベルトが候補の1つになります。接続や差し込み方を見直しても読み込まない場合、ここまでの情報だけでは原因がベルトかどうかは判断できません。
出典:任天堂「ファミリーコンピュータ ディスクシステムとは?」/ウィキペディア日本語版(A面・B面)
ベルトは年月がたつと溶けたり硬くなったりする
ウィキペディアは、平ベルトが劣化して溶けたり硬くなったりし、千切れたり伸びたりすることを、読み込み不良の原因の1つとして挙げています。
ツインファミコンも、ディスクシステムと同じ時期に平ベルトが傷みました。
出典:ウィキペディア日本語版(二次資料)
ベルト交換は、任天堂が2007年10月まで受けていた。今は修理受付が終了
ウィキペディアによると、2007年10月までは平ベルトの交換を中心に任天堂が修理に応じていました。ディスクシステム本体の修理は2007年10月で終了しています。
任天堂サポートの公式ページでは、ディスクシステムは修理の受付を終了した商品に入っています。メーカーにベルト交換を頼む道は、今はありません。
出典:ウィキペディア日本語版(2007年10月)/任天堂サポート「修理の受付が終了した商品」
自分でのベルト交換は「可能」と書かれた資料があるが、手順の公式資料は見つからない
ウィキペディアには、代替の平ベルトを使って個人で修理することは可能との記述があります。ただし、交換部品が合うかどうか、手順、修理の結果は、ここでは確かめていません。
ベルトの寸法や分解の手順は、出典にできる資料の範囲では書けないため、載せていません。
分解に使う道具の考え方はレトロゲーム修理でまずそろえる道具の記事に、ファミコン本体の修理の全体像はファミコン本体の修理方法の記事にあります。
出典:ウィキペディア日本語版(二次資料)
確かめられなかったこと
- 画面に出るエラー番号(ERR.の番号)ごとの意味。任天堂の公式ページと、確認できた範囲のウィキペディアには一覧がありませんでした
- ベルトの寸法・種類と、交換の具体的な手順
- 読み込まない症状から、原因がベルトかどうかを見分ける方法
- 「2007年10月」で修理が終わった日付の公式な裏づけ(任天堂の公式ページは受付終了としか書いていません)

