ファミコンの値段は当時いくら?発売時14,800円と本体・ソフトの価格を整理

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ファミリーコンピュータ(ファミコン)は1983年7月15日に発売され、当時の本体の値段は14,800円でした。

この記事では、その後のディスクシステムとニューファミコンの値段、当時のソフトは1本いくらだったか、2025年の物価や当時の初任給と比べるとどのくらいだったかを順に見ていきます。

ファミコンの当時の値段は14,800円

発売日は1983年7月15日、発売時の本体価格は14,800円です。

消費税が始まったのは1989年4月で、1983年の発売時は消費税が始まる前です。

任天堂が公開している社内の座談でも、出席者が「ファミコンの定価は1万4800円でしたよね」と話しています。これは座談での発言で、価格表ではありません。

出典:任天堂 2016年9月30日発表文(発売日)/ウィキペディア日本語版「ファミリーコンピュータ」(14,800円)/Nintendo DREAM WEB「ファミコンソフト一覧」(14,800円。ニンテンドードリームの付録の抜粋で、専門誌の記事です)/任天堂「社長が訊く『スーパーマリオ25周年』」(座談での発言)/財務省「日本の税の歴史を教えてください。」(消費税の開始)

本体はその後、ディスクシステムとニューファミコンが加わった

1986年2月21日に、ファミコンにつなぐ周辺機器の「ディスクシステム」が15,000円で発売されました。書き換えができるディスクカードで遊ぶための機械で、本体とほぼ同じ値段です。

1993年12月1日には、映像をテレビのAV端子につなげる「AV仕様ファミリーコンピュータ」(通称ニューファミコン)が6,796円で出ました。テレビへはスーパーファミコン用のAVケーブルでつなぎ、ACアダプタは別売でした。

この6,796円は任天堂の公式の年表にある金額で、税込みか税抜きかは書かれていません。専門誌の一覧では6,800円(税別)となっています。この記事の表には、公式の年表の金額を載せています。

発売日 製品 価格
1983年7月15日 ファミリーコンピュータ 14,800円
1986年2月21日 ディスクシステム(周辺機器) 15,000円
1993年12月1日 AV仕様ファミリーコンピュータ 6,796円

初代とニューファミコンの違いは、ファミコンとニューファミコンの違いで整理しています。

ディスクカードは、取り扱い店に置かれた「ディスクライター」で、500円(一部のソフトを除く)で別のソフトに書き換えられました。この書き換えサービスは2003年9月30日に終わっています。

出典:任天堂「ファミリーコンピュータ ディスクシステムとは?」(書き換え500円・終了日)/Nintendo DREAM WEB「ファミコンソフト一覧」(ディスクシステム15,000円・AV仕様は6,800円(税別)と記載。専門誌の記事です)/任天堂「ファミコン年表」(AV仕様の発売日・6,796円・AVケーブル)/ウィキペディア日本語版「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」(発売日・15,000円)/同「ファミリーコンピュータ」(AV仕様の発売日・別売の付属品)

ソフトの例:任天堂の4本は2,600円から6,500円

任天堂のソフト4本を例に見てみます。ここに挙げた4本は2,600円から6,500円で、ファミコンのソフト全体の最安・最高ではありません。2,600円はディスクカードの『ゼルダの伝説』です。

タイトル 発売日 価格
ドンキーコング 1983年7月15日 3,800円
スーパーマリオブラザーズ 1985年9月13日 4,900円
ゼルダの伝説(ディスク) 1986年2月21日 2,600円
スーパーマリオブラザーズ3 1988年10月23日 6,500円

1983年の発売時に本体とドンキーコングを1本買うと、14,800円と3,800円で合計18,600円です。定価どうしを足した金額で、店ごとの売値は入っていません。

表の4本は、どれも消費税が始まる前の発売です。

出典:Nintendo DREAM WEB「ファミコンソフト一覧 ファミリーコンピュータ|任天堂プロダクトカタログ」(ニンテンドードリーム2021年11月号付録の抜粋で、専門誌の記事です。価格は当時のもの)

2025年の物価に直すと、本体は約20,600円

1983年の14,800円は、2025年の物価に直すと約20,600円にあたります。総務省統計局の消費者物価指数(全国・総合・年平均、2020年=100)で、1983年が80.3、2025年が111.9であることから計算しました。

品目 当時の価格 2025年の物価で約 その年の指数
ファミコン本体(1983年) 14,800円 20,600円 80.3
ドンキーコング(1983年) 3,800円 5,300円 80.3
スーパーマリオブラザーズ(1985年) 4,900円 6,500円 83.8
ディスクシステム(1986年) 15,000円 19,900円 84.3
ゼルダの伝説 ディスク(1986年) 2,600円 3,500円 84.3
スーパーマリオブラザーズ3(1988年) 6,500円 8,600円 85.0

式は「当時の価格 × 111.9 ÷ その年の指数」です。たとえば本体は14,800円 × 111.9 ÷ 80.3 で約20,600円になります。

この指数は暮らし全体の物価の平均で、ゲーム機そのものの値動きではありません。目安としてご覧ください。

出典:総務省統計局「消費者物価指数」(e-Stat)

大卒初任給と比べると、本体は約11%

1983年の大学卒(男性)の初任給は月額132,200円でした。ファミコン本体の14,800円は、その約11%にあたります。

この初任給は、所定内給与から通勤手当を除いた額で、調査表の「企業規模計・男・大学卒」の値です。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」企業規模別新規学卒者の初任給の推移(昭和51年~令和元年)(e-Stat)

今、中古で買うときの値段は別の話

ここまでの金額は、当時の価格と、物価に直した目安です。今の中古の値段とは別物です。中古の値段は、状態や付属品で変わるため、買う前に販売ページで確かめてください。

選び方はファミコン実機の中古の選び方、ソフトの値段が高くなる理由はファミコンソフト高額・プレミアの理由で紹介しています。

運営担当者の思い出

ファミコンは、小学校に入る前から遊んでいたような記憶があります。本体は、親だったと思いますが、プレゼントしてもらった記憶があります。

記憶に残っているソフトは、くにおくんの時代劇です。横スクロールのアクションゲームだったと思います。必殺技を選んだりもできました。このソフトは親に買ってもらったと思います。

自宅や友達の家で、友達と楽しく遊んでいた、ということぐらいしか覚えていません。特に困ったことはなかったと思います。ただ、画面がちゃんと映らなかったり、ちょっとしたことでファミコンに触れてしまって画面が途切れたりすることはありました。

ファミコンのゲームのいいところといえば、裏技があったことです。

『スーパーマリオブラザーズ』もファミコンで遊びました。『スーパーマリオブラザーズ3』は相当やり込みました。地蔵マリオやカエルマリオが楽しかったです。

くにおくんの時代劇のソフトは、今は残念ながら手元にありません。どこかのタイミングで処分してしまったような気がします。

確かめられなかったこと

  • 初代ファミコンの本体価格が、1993年のニューファミコン登場までに変わったかどうか。
  • ニューファミコンの値段が、任天堂の公式の年表(6,796円)と専門誌(6,800円・税別)で違う理由と、公式の年表の金額が税込みか税抜きか。
  • 任天堂以外のメーカーのソフトの当時の価格。
  • 表のソフトのうち、カセット版とディスク版の両方がある題名の、版ごとの価格。

ほかの機種の発売時の値段は、ファミコン・スーファミ・ゲームボーイ 当時の値段(機種ごとの一覧)にまとめています。

まとめ

  • ファミコンの発売日は1983年7月15日、当時の本体の値段は14,800円。
  • 1986年にディスクシステムが15,000円、1993年にニューファミコンが6,796円。
  • ソフトの例として挙げた任天堂の4本は2,600円から6,500円。
  • 1983年の14,800円は、2025年の物価で約20,600円、当時の大卒(男性)初任給の約11%。
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