
PS2のディスクトレイが開かないとき、厚型のSCPH-10000・15000・18000・30000・35000・39000・50000・55000の取扱説明書が原因に挙げているのは、電源コードの差し込みと、本体背面のMAIN POWER(主電源)スイッチの2つです。薄型(SCPH-70000・75000・77000・79000)の説明書の「故障かな?と思ったら」には、カバーが開かないときの項目がありません。薄型は、説明書にあるふだんのカバーの開け方と、不調のとき全般の確かめ方を紹介します。
この先で、型番ごとの開け方の違い、ランプが赤く点滅するときの扱い、直らないときのソニーの修理受付の状況がわかります。
メーカーの案内について
PS2の修理受付は、SCPH-90000シリーズを含めてすべてのシリーズで終了しています。SCPH-90000の取扱説明書(クイックリファレンス)は、本体の分解や改造をしないよう案内しています。本体を分解してトレイやカバーを開ける方法は、メーカーが案内している方法ではありません。
出典:プレイステーション公式「アフターサービス受付終了製品(日本)」/SCPH-90000 クイックリファレンス
厚型はディスクトレイが開く形。説明書が挙げる原因は電源コードと主電源スイッチ
厚型の取扱説明書では、本体前面のオープンボタンを押すとディスクトレイが開きます。「故障かな?と思ったら」の「ディスクトレイが開かない」の項目に挙げられている原因は、次の2つです。
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| 電源コードがしっかり差し込まれていない | 本体とコンセントの差し込みを確かめる |
| 主電源が入っていない | 本体背面のMAIN POWER(主電源)スイッチで電源を入れる |
この2つは、SCPH-10000・15000・18000・30000・35000・39000・50000・55000の取扱説明書に共通です。手元の型番は、本体か、本体が入っていた箱で見分けます。
トレイが開くときは物が倒れてけがや破損の原因になるため、本体の前には物を置かないでください。
出典:ソニー「PlayStation 2 取扱説明書」SCPH-10000・15000・18000・30000・35000・39000・50000・55000(「故障かな?と思ったら」「安全のために」)/プレイステーション公式「アフターサービス受付終了製品(日本)」(型番は箱と本体に記載)
薄型はトレイではなくディスクカバーが開く形。説明書にはカバーが開かないときの項目がない
SCPH-70000の取扱説明書の「ゲームで遊ぶ」の手順では、電源を入れてから本体前面のオープンボタンを押すと、ディスクカバーが開きます。薄型は、トレイが出てくる形ではありません。
SCPH-70000・75000・77000・79000の「故障かな?と思ったら」には、ディスクカバーが開かないという項目がありません。冒頭の「最初に確かめてください」には、電源が入っているか、電源コードがコンセントに差し込まれているかが挙がっています。これは不調のとき全般の確かめ方で、カバーが開かない原因として書かれたものではありません。
SCPH-70000の説明書では、本体前面の電源ランプが赤色に点灯しているときはスタンバイ状態です。RESETボタンを兼ねた電源ボタンを押すと、ランプが緑色に点灯して電源が入ります。SCPH-90000のクイックリファレンスにも、ボタンを押してランプを緑色にし、電源を入れるよう書かれています。
リモートコントローラでは、ディスクカバーの開閉はできません(SCPH-70000の取扱説明書)。カバーは本体のオープンボタンで開けます。
出典:ソニーSCPH-70000 取扱説明書(ゲームで遊ぶ・電源を入れる・故障かな?と思ったら・リモートコントローラ)/75000・77000・79000(故障かな?と思ったら)/SCPH-90000 クイックリファレンス
ランプが赤く点滅して操作できないときは、点滅が止まるまで置く
厚型の説明書(SCPH-10000・30000・50000など)では、電源ランプが赤く点滅しているあいだ、すべての操作が無効になります。高温の場所で使ったり通風孔をふさいだりして、本体の内部が熱くなったことが理由に挙がっています。薄型のSCPH-70000の説明書にも、同じ理由で操作ができなくなるとあります。点滅が止まるまで放置してください。
SCPH-10000・30000・50000の説明書は、静電気などの影響で正常に動かなくなったときは、電源コードを抜き差ししてもう一度動かすよう案内しています。薄型のSCPH-70000では、電源を切り、電源コードのプラグを差し込み直してから、電源ボタンを押して電源を入れます。
電源そのものが入らないときはPS2の電源がつかない原因と対処の記事を見てください。
出典:ソニー「PlayStation 2 取扱説明書」SCPH-10000・30000・50000(厚型)、SCPH-70000(薄型)の「故障かな?と思ったら」(リンクは前の節)
トレイは開くのにディスクを読まないときは、読み込みの記事へ
トレイやカバーは開閉できても、ディスクを読み込まない、回らない場合は、読み込みの症状として確かめます。確かめる順番はPS2のディスクが読み込まない時の対処法の記事にまとめています。
ここまでで開かないときは、ソニーの修理受付が終わっている
ソニーのPS2の修理受付の終了日は、SCPH-10000〜79000のシリーズで2014年3月31日です。ただしSCPH-50000のMB/NHだけは2015年3月31日です。最後に残ったSCPH-90000シリーズも2018年8月31日に終わりました。
メーカーに送って直す方法は、今は使えません。メーカー以外での修理を考えるときは、その依頼先が今もPS2を受け付けているか、何をしてもらえるのかを確かめてください。
出典:プレイステーション公式「アフターサービス受付終了製品(日本)」
まとめ:型番を見分け、厚型は電源コードと主電源、薄型はふだんの開け方を確かめる
- 厚型(SCPH-10000・15000・18000・30000・35000・39000・50000・55000の説明書)は、電源コードの差し込みと背面のMAIN POWERスイッチを確かめてから、オープンボタンを押す
- 薄型(SCPH-70000〜79000)は、本体のオープンボタンでカバーを開ける形。説明書にはカバーが開かないときの項目はない。リモートコントローラでは開かない(SCPH-70000の説明書)
- 電源ランプが赤く点滅しているときは、点滅が止まるまで操作しない
- それでも開かないときは、ソニーの修理受付はすでに終了している
確かめられなかったこと
- SCPH-37000の取扱説明書の案内と、SCPH-90000の詳しいユーザーズガイドの案内
- 薄型でディスクカバーが開かないときの、ソニーが案内する原因と対処(説明書の「故障かな?」に項目がない)
- 薄型で、スタンバイのときや電源コードを抜いたときに、オープンボタンでカバーが開くかどうか
- ディスクが中に残ったままカバーやトレイが開かないときの、メーカーの案内

